
ITパスポートって国家試験だから難しそう…

文系でIT知識ゼロだけど、本当に合格できるのかな?
ITパスポートに興味はあるけれど、”国家試験”という言葉に少し気後れしていませんか?ITの知識に自信がない方ほど、難易度がどれくらいなのか、自分に合格できるのか、不安に感じますよね。
でも、結論から言うと大丈夫です!
ITパスポートは、IT系国家試験の「入門編」に位置づけられており、正しいステップで学習すれば、IT未経験者や文系出身者でも十分に合格を狙える資格です。
この記事では、具体的なデータをもとにITパスポートの本当の難易度を解き明かし、なぜ初心者でも安心して挑戦できるのか、その理由を分かりやすく解説していきます。
ITパスポートの難易度を3つのデータで客観的に見てみよう

なぜ「難易度が比較的低い」と言えるのか、まずは客観的なデータから見ていきましょう。
データ①:合格率は約50%前後で推移
ITパスポートの合格率は、公式サイト(IPA)によると概ね50%前後で推移しています。
これは、受験者の約2人に1人が合格している計算になります。もちろん簡単な試験ではありませんが、しっかりと対策をすれば十分に合格ラインに到達できる、決して狭き門ではないことが分かります。
データ②:合格に必要な勉強時間は100~180時間
ITパスポートの合格に必要な勉強時間は、その人の知識レベルによって変わりますが、一般的には100〜180時間が目安とされています。
- IT関連の業務経験や知識がある方:約100時間
- IT知識が全くない未経験者・初心者の方:約180時間
例えば、IT未経験者の方が1日2時間勉強すれば、約3ヶ月で合格を目指せる計算です。1日1時間の勉強でも、半年あれば十分に合格圏内に入ります。自分のペースで計画を立てやすいのも、挑戦しやすいポイントです。
データ③:他のIT系国家資格との比較
ITパスポートが「入門」と言われる理由は、他のIT系国家資格と比較するとよく分かります。
- ITパスポート(レベル1): ITを利用する人向けの基礎知識
- 基本情報技術者試験(レベル2): ITエンジニアの登竜門
- 応用情報技術者試験(レベル3): ワンランク上のITエンジニア
このように、ITパスポートはIT業界で働く人だけでなく、ITを利用するすべての社会人に向けた「共通の土台」となる知識を問う資格です。そのため、プログラミングのような専門的な開発スキルは求められず、難易度もIT系国家資格の中では最も易しく設定されています。
文系・IT初心者でもITパスポートが安心な3つの理由

「データは分かったけど、それでもIT用語とか苦手で…」と感じる方もいるでしょう。
しかし、試験内容を見てみると、むしろ文系やIT初心者の方にこそ有利な側面もあるのです。
理由①:出題範囲の多くが「暗記」で対応可能だから
ITパスポートの試験問題は、複雑な計算問題はごく一部で、その多くが用語の意味や知識を問う「暗記問題」です。
つまり、参考書や過去問でコツコツと知識をインプットし続ければ、それがそのまま得点に結びつきます。数学的な思考よりも、真面目に暗記を続けられる人の方が有利と言えるかもしれません。
理由②:専門的なプログラミング知識は不要だから
多くの方が抱く「IT資格=プログラミング」というイメージですが、ITパスポートの試験範囲にプログラミングのコーディング問題は含まれません。
もちろん、開発の基本的な考え方などは出題されますが、あくまで「知識」として知っていれば解ける問題ばかりです。プログラミング経験がなくても、まったくハンデにはなりません。
理由③:社会人としての基礎知識や常識も問われるから
ITパスポートの出題分野は、以下の3つで構成されています。
- テクノロジ系(IT技術)
- マネジメント系(IT管理)
- ストラテジ系(経営戦略)
このうち、マネジメント系やストラテジ系では、企業活動や経営に関する問題、法律に関する問題など、IT以外のビジネス知識や社会人としての常識が問われます。これらは、文系学部で学んだ方や、社会人経験のある方にとって、非常に理解しやすい分野です。
それでも「ITパスポートが難しい」と感じる人の3つの原因と対策

「簡単と言われるのに、なぜか難しく感じる…」という声も聞きます。その原因は、主に以下の3つです。しかし、それぞれにしっかりとした対策があります。
原因①:専門用語(特にアルファベット略語)の多さ
ITパスポートでは、CPU、DNS、VPNといったアルファベット3文字の略語がたくさん出てきます。これらを丸暗記しようとすると、確かにつらくなってしまいます。
対策
用語を単体で覚えるのではなく、「この用語はネットワークの分野だな」というように、分野と関連付けて覚えるのがコツです。また、過去問を解いて頻出する用語から優先的に潰していくと、効率的に学習を進められます。
【苦手分野の対策はこちらの記事もチェック!】
原因②:出題範囲が広く、どこから手をつけていいか分からない
テクノロジから経営戦略まで、幅広い分野から出題されるため、「全部を完璧にしなきゃ」と考えると、途方に暮れてしまいます。
対策
合格ラインは6割です。つまり、満点を取る必要はありません。まずは参考書を1周して全体像を掴み、「重要」と書かれている部分や、過去問で何度も出題されている分野に絞って学習しましょう。メリハリをつけることが、挫折しないコツです。
【独学のコツはこちらの記事もチェック!】
原因③:CBT方式のパソコン試験に慣れていない
ITパスポートは、ペーパーテストではなくパソコンを使って解答するCBT方式です。試験勉強は万全でも、本番の操作に戸惑って実力を発揮できないのはもったいないですよね。
対策
幸い、CBT方式を無料で体験できる素晴らしいサイトがあります。「ITパスポート試験ドットコム」の過去問道場には、本番そっくりの疑似体験ができる機能があります。試験直前期に数回試しておくだけで、当日の安心感が全く違いますよ。
難易度が分かったら、次はいよいよ学習スタート!

ITパスポートの難易度について理解でき、不安が解消されたら、あとは一歩を踏み出すだけです。ここでは、IT知識ゼロの初心者の方でも、安心して学習を始められる鉄板の参考書を3冊紹介します。
『[令和7年度] いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集』 (インプレス)
特徴: タイトル通り、「いちばんやさしい」がコンセプト。イラストや図解が豊富で、文章も非常に分かりやすく書かれています。IT用語に初めて触れる方でもスラスラ読み進められるでしょう。巻末に問題集も付いているので、インプットとアウトプットを効率的に進めたい方におすすめです。
こんな人におすすめ:
- IT知識が全くのゼロで、テクノロジ系に苦手意識がある方
- 図やイラストで視覚的に理解したい方
- 専門用語を基礎からしっかり学びたい方
『キタミ式イラストIT塾 ITパスポート 令和07年』 (技術評論社)
特徴: 受験者の間で絶大な人気を誇る「きたみ式」シリーズ。すべての解説が会話形式と豊富なイラストで構成されており、まるで物語を読むように学習を進められます。「なぜそうなるのか?」という根本的な部分から丁寧に解説してくれるので、知識が定着しやすいのが最大の魅力です。
こんな人におすすめ:
- とにかく楽しく勉強したい方
- 文字だけの参考書だと眠くなってしまう方
- 丸暗記ではなく、理屈からしっかり理解したい方
『情報処理教科書 出るとこだけ!ITパスポート テキスト&問題集 2025年版』 (翔泳社)
特徴: 「出るとこだけ!」のコンセプト通り、試験によく出る重要なポイントがコンパクトにまとめられています。赤シート対応で、キーワードを隠しながら効率的に暗記できるのが嬉しいポイント。一通り学習を終えた後の復習や、試験直前の総仕上げに最適な一冊です。
こんな人におすすめ:
- 学習の総仕上げや、知識の最終確認をしたい方
- 試験に出る要点だけを効率よく復習したい方
- 持ち運びしやすい参考書で、スキマ時間を活用したい方
【勉強法の全体像はこちらの記事で確認!】
まとめ:ITパスポートは怖くない!正しい知識で自信を持って一歩を踏み出そう
今回は、ITパスポートの難易度について、さまざまな角度から解説しました。
- 合格率は約50%で、受験者の2人に1人が合格している。
- 必要な勉強時間は100〜180時間。計画的に進めれば無理なく達成可能。
- プログラミング知識は不要で、暗記で対応できる問題が多い。
- 「難しい」と感じる原因には、それぞれ明確な対策がある。
ITパスポートは、決して「簡単すぎる」資格ではありませんが、「難しすぎる」資格でもありません。正しい知識と計画を持って対策すれば、誰にでも合格のチャンスがある、コストパフォーマンスの非常に高い国家資格です。
この記事で難易度への不安が解消されたなら、ぜひ自信を持って、はじめの一歩を踏み出してみてください。「まなびの時間」は、あなたの挑戦を心から応援しています!





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